はっぴーくろーばー日記

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子育て応援サークル「ハッピークローバー」のブログです。子も親も先生も、み~んな笑顔で幸せにな~れ!生きてることが「ハッピー」だ!

はぴくろ、もうすぐ1才。

昨日、momoの学校へ迎えに行ったとき、みんなでピクニックの日程はいつ頃がいいかな~という話をしていたところ、A先生から、11月3日は「ハッピークローバー」立ち上げの日だということを教えて頂きました。昨年の11月に立ち上げたのは記憶にあるのですが、その確かな記念日まで覚えていなかった私。「おおーい!代表担当なら、しっかり覚えとけ~!!」と、自分の頭につっこみをいれつつ、そうかあ、もうすぐはぴくろも1才なんだ、と感慨深いものがありました。
3年前の11月。momoは1年生でした。いわゆる”重度”の脳性麻痺で、地元の小学校には入学できないだろうと諦めていた私たちを、地元の小学校にしっかりと迎えてくれた。この子にはできないだろう、と諦めていたことを、どうすればみんなでできるのか、いつでも、どんなときでも考えてくれた。momoを含めて10人の1年生。親学級の担任の先生。特別支援学級の担任の先生。momoの専任の先生。全校児童100人に満たない、小さな小学校で、子ども達、先生、保護者の方々、みんなに囲まれ、包まれて、幸せな毎日。入学する前はこんな日が来るとは思っていなかったな。この学校で、良かった。このまま、みんなで大きくなっていって欲しい。そう、思っていた、1年生の11月。
その日はいつもより元気がありませんでした。学校で熱をはかってもらったら、38度越えの熱。すぐに迎えに行き、「たぶん風邪でしょう。今から病院連れて行きます。明日はお休みするかも。」と、先生方にお話しして、連れて帰りました。その晩。momoは今までにないような発作を起こしました。もともとてんかんの病気を持ち、発作も月に1回程度起こして、その都度救急車で病院に運び、処置をしてもらっていました。なので、今回も恒例の発作だろう。でも、なんだかいつもとは様子が違うな。と思いながら、救急車を呼び、病院に向かいました。いつもの発作なら、一日眠れば目覚めてくるのに、そのときは3日経っても目覚めない。おしっこが出ない。身体が、なんだかむくんでいる・・・。もう一度、血液検査をしてくれと、医師に頼んで、検査をしてもらった。結果は、「多臓器不全」。肝臓、腎臓はほとんど機能しておらず、肺にも水が貯まっている。血中のカリウム値が異常に高く、いつ心臓が止まってもおかしくない。というか、もう止まっているであろう値になっている。すぐに原因を突き止め、治療をしなければならないが、原因を突き止めている時間もない。なので、とりあえず体内の悪い血液を入れ替え、時間を稼ぎたい。これからすぐに処置をします。全力を尽くします。そう言う医師の言葉を聞きながら、身体の震えが止まらず、涙が止まらなかった。なんで?momoが?こうなる前に、気付いてやれなかった自分を恨んだ。でも、止まらない涙の中で、ひとつだけ思ったことは、「小学校に入学させていて、良かった。」ということ。もし、このままmomoが神様の元に呼ばれても、学校でみんなと楽しく過ごした日々を大切に持って行ける。一年生の友達と一緒に笑い、けんかし、先生に怒られ・・・この年の子どもにしか得られない、絆。大事な大事な宝物。            (続きます)



担任の先生は、集中治療室のmomoに毎日、子ども達の写真や声を録音したテープを届けて下さいました。声を毎日聞かせました。ある日、子ども達の歌声に、momoは意識のない目から涙を流しました。偶然か!?もう一度聞かせると、やっぱり涙が。聞こえてる!!!その日からです。momoは、びっくりするようなスピードで回復していきました。医師は、「こういうことも、あるんですね。」と驚いていました。1ヶ月で意識が戻り、年末には退院し、しばらくは衰えた体力と機能の回復のために、松橋の障害児専門の医療施設に転院しました。翌年1月には、一時的に学校に戻ることもできました。
子どもの力は、本当に計り知れない。「生きたい」という強い思いは、純粋で、何物にも負けない。momoのような体験をした子ども達が、はぴくろには沢山います。命の強さ、圧倒されるような輝きを、私たち親は見てきました。この子達は、決して「弱い」存在ではないのです。病気を克服し、授かったしょうがいと向き合い、時には自分の運命さえも変えてみせる。その強さに、私たち親は、引っ張られ、すくい上げられて、今があります。

社会的にみると、まだまだこの子達は「弱くて、保護されなければ生きていけない」存在としかみられていません。確かに、社会で生活して行くには沢山の理解と援助が必要です。でも、誰もひとりで生きていくことはできない。しょうがいがあってもなくても、支えてくれる人がいて、自分もどこかで誰かを支えていると思える。人が人の中で生きていくのは、そういうことなのかもしれない、と思うのです。
悩み苦しみながら、精一杯踏ん張って生きている子どもに、その親に、「ひとりじゃないんだよ」と寄り添っていきたい。
楽しいね、幸せだね、嬉しいね、と思えることを、みんなで少しずつでいいから、作っていきたい。
そして、「私たちは、ここにいます。」というメッセージを、少しでも多くの人に伝えたい。
そんな願い、希望を込めて、「ハッピークローバー」は、誕生しました。

もうすぐ1才。まだよちよち歩きです。
by hapikuro | 2010-09-28 15:54