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はっぴーくろーばー日記

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子育て応援サークル「ハッピークローバー」のブログです。子も親も先生も、み~んな笑顔で幸せにな~れ!生きてることが「ハッピー」だ!

命の意味、今生きていることの意味。

日曜日は、momoの学校の学習成果発表会でした。
今年、momoのいる5年生は、62年前に起きた、修学旅行生の遭難事故についての劇を演じます。昭和24年11月5日、修学旅行で訪れた日奈久沖で、遊覧船の転覆により小学校の生徒や先生24人の命が失われました。momoの学校では、毎年11月5日を「命の日」として、当時の小学生でこの事故に遭われ、生還された方々をお招きしてお話を伺い、命の大切さを考えています。お話しくださる方々は、現在70歳代。以前は、思い出すことさえ苦しいことで、とても話などできる状態ではなかったとのことです。ずっとずっと何十年も抱き続けてきた、失った友や先生への思い。自分が生き残った意味。自分自身の命の意味。そのことを、現代に生きる子供たちに伝え続けて、自分の命、人の命の大切さを知ってほしい。そう願いながら、お話をしてくださいます。
momoたち5年生は、当事者であった方々からお話を伺いながら、丁寧に劇を作り上げ、真剣に向き合って、この発表の日を迎えました。
毎年11月5日が来ると、このことを考えますが、今年はmomoも当時事故に遭った子供たちと近い年齢になったこともあり、ますます胸に刺さります。
ようやく戦争も終わり、これからやっと楽しい、子供らしい時を過ごせるようになって、「元気で楽しんで、無事に帰っておいで」と送り出したわが子が、物言わぬ姿になって戻ってきた時の、親の苦しみ、悲しみ。子供たちの劇を見ていても、「わが子がそうだったら?」と思うと、涙が止まりませんでした。生還した子供たちも、「自分が生き残った意味は、なんだろう?」と自分に問いかけ続け悩み続ける。その子の親も、「わが子が生き残って申し訳ない」と思ってしまうほどの苦しみ。誰が悪いわけでもないのに・・・
私たちは、この体が引き裂かれるほどの苦しみを受けながらも、命の大切さを語り継がれる方々に対して、自分の命、人の命にまっすぐに向き合っていくことでお返ししていくしかありません。
これからも、ずっと、momoの学校では語り継がれ、受け継いでいくべきことです。


さて、子供たちの発表後は、バザーです。
今年も、momoの特別支援学級と、こどもたちが一緒になって作った革のアクセサリーを販売しました。今年は新作も沢山出て、こどもたちも休み時間返上で頑張ってくれました!!
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今年も大盛況!!
販売は、手芸クラブの4、5、6年生の子たちが手伝ってくれ、わがサークルの製作部長N君も助っ人に来てくれました~!!
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今日ばかりは、momoもすみっこであっちに行ったり、こっちに行ったり(汗)・・・みんなのパワーに圧倒されました。

今年も、ありがとうございました。
by hapikuro | 2011-11-29 12:56 | 活動報告

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