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はぴくろで扱っている革には、数種類あります。
もっとも多く使っているのは、牛革。バッグを作ったりできるような上質の革で、厚みも作るアクセサリーによって変えています。花のコサージュやヘアゴムなど立体的に成形する場合は、0.8mm位の薄めの革を使い、ペンダントやキーホルダーなどしっかりしたものを作りたいときは、1.3mm位の革を使います。先日の製作で子どもたちに染めてもらった牛半頭分の革は、本来の牛革(3mm位あります)から必要な厚みの革を漉き取った残りの革で、床革といいます。レザークラフトの練習用や、バッグ等の裏地に使われるようです。
豚のスエード革も、アクセサリーのポイントとして使います。とても柔らかいので、細かく切れ目を入れたりくるくると丸めたりして、花のコサージュの花芯としてもいい感じで使えます。
そして、夏のアクセサリーとしてよく似合うのが、豚の生革。革製品に使う革は、牛や豚の皮をはいだ後、「なめし」という加工工程を経て作られるのですが、その前段階の皮が「生革」という、半透明の革です。見た目も手触りも、私たちが普段「革」と言っているものとは全く違います。
アクセサリーにする過程も、いつも使っている革とは少し違います。

加工前の生革。とても固く、半透明のプラスチックみたいです。
この革を水に浸し、しばらく置くと、柔らかくなります。乾くと元のように固くなってしまうので、柔らかいうちに、すばやく型を取ります。ペンなどのインクが革につかないので、千枚通しのような先のとがったもので、型に沿って傷をつけ、そのあとをはさみで切ります。

型取りした生革。今回は、花のペンダントを作ります。生革のペンダントは、珍しいのとその革の透明な美しさで、とてもご好評をいただいています。作るたびにすぐ売り切れてしまうので、今回は多めに作ることにしました。
この生革を、アルコール液で薄めた専用の染料で染めます。

この透明感。とても革とは思えません。
これに、ビーズで作った花芯をつけたり、飾りのビーズをつけたりすると。

こんな感じに仕上がりました。
実は、今回のアクセサリー、momoの学校の校長先生のリクエストなのです。PTAのお母さんがつけておられた生革のペンダントがとっても素敵だったから、ぜひ作ってほしい、とお話をいただきました。ずいぶん時間がかかってしまいましたが、なんとか出来上がりました。
それにしても、「生革」はあまりに生々しいので・・・これからは、「クリアレザー」と呼ぶことにします。夏らしくて、涼しげですよ。
もっとも多く使っているのは、牛革。バッグを作ったりできるような上質の革で、厚みも作るアクセサリーによって変えています。花のコサージュやヘアゴムなど立体的に成形する場合は、0.8mm位の薄めの革を使い、ペンダントやキーホルダーなどしっかりしたものを作りたいときは、1.3mm位の革を使います。先日の製作で子どもたちに染めてもらった牛半頭分の革は、本来の牛革(3mm位あります)から必要な厚みの革を漉き取った残りの革で、床革といいます。レザークラフトの練習用や、バッグ等の裏地に使われるようです。
豚のスエード革も、アクセサリーのポイントとして使います。とても柔らかいので、細かく切れ目を入れたりくるくると丸めたりして、花のコサージュの花芯としてもいい感じで使えます。
そして、夏のアクセサリーとしてよく似合うのが、豚の生革。革製品に使う革は、牛や豚の皮をはいだ後、「なめし」という加工工程を経て作られるのですが、その前段階の皮が「生革」という、半透明の革です。見た目も手触りも、私たちが普段「革」と言っているものとは全く違います。
アクセサリーにする過程も、いつも使っている革とは少し違います。

加工前の生革。とても固く、半透明のプラスチックみたいです。
この革を水に浸し、しばらく置くと、柔らかくなります。乾くと元のように固くなってしまうので、柔らかいうちに、すばやく型を取ります。ペンなどのインクが革につかないので、千枚通しのような先のとがったもので、型に沿って傷をつけ、そのあとをはさみで切ります。

型取りした生革。今回は、花のペンダントを作ります。生革のペンダントは、珍しいのとその革の透明な美しさで、とてもご好評をいただいています。作るたびにすぐ売り切れてしまうので、今回は多めに作ることにしました。
この生革を、アルコール液で薄めた専用の染料で染めます。

この透明感。とても革とは思えません。
これに、ビーズで作った花芯をつけたり、飾りのビーズをつけたりすると。

こんな感じに仕上がりました。
実は、今回のアクセサリー、momoの学校の校長先生のリクエストなのです。PTAのお母さんがつけておられた生革のペンダントがとっても素敵だったから、ぜひ作ってほしい、とお話をいただきました。ずいぶん時間がかかってしまいましたが、なんとか出来上がりました。
それにしても、「生革」はあまりに生々しいので・・・これからは、「クリアレザー」と呼ぶことにします。夏らしくて、涼しげですよ。
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by hapikuro
| 2012-06-26 15:56
| 活動報告
日曜日は、久々の製作でした。
今回は、いつもとはちょっと違う方法で革を染めてみようと思います。
通常は、まず革をカットしてから革専用の染料で染めるのですが、今回は逆の手順で。
つまり、最初に革を染め、その後カットするのです。染める革は、牛半分(!)。

子ども五人が乗るほどの大きな革です。まだ、足や頭の部分が分かります。
この革を、いつもの革用染料ではなく、アクリル絵の具で色付けします。
割りばしにスポンジを巻きつけて絵筆?を作り、アクリル絵の具でそれぞれ好きな色を作って、革にポンポンと色を乗せていきます。

でも、広い革なので、この手法で染めるのは大変~・・・
うまく染まることなく、革が無駄になってしまうのでは!?という心配もされましたが、今回使う革は、いつも利用する革屋さんから、革を買ったおまけでつけてもらった「床革」という、レザークラフトの練習用に使われるような革。両面ともツヤがなく、スエード革のような質感です。でも、これも立派な革。カットして染色し、成形すれば、素敵なアクセサリーができるのです。練習用の革でもあるし、多少染め方に失敗しても、カットすればまあ失敗部分もわからなくなるだろう~。と、いつもながらの楽観的な考えで、まずはこどもたちに思いっきりいろんな色で染めてもらおう、と思いました。

せっせとポンポン。

ずいぶん染まってきました。がんばる子どもたち。
・・・と、おじさん約一名。
ちょっと疲れた~。

仲良くひと休みしつつ。


鮮やかに染まった~!!
これだけで、ひとつのアートのようです!!
まだ途中なんですけどね・・・
この続きは、また来月~。
カットしちゃうのがもったいない。
今回は、いつもとはちょっと違う方法で革を染めてみようと思います。
通常は、まず革をカットしてから革専用の染料で染めるのですが、今回は逆の手順で。
つまり、最初に革を染め、その後カットするのです。染める革は、牛半分(!)。

子ども五人が乗るほどの大きな革です。まだ、足や頭の部分が分かります。
この革を、いつもの革用染料ではなく、アクリル絵の具で色付けします。
割りばしにスポンジを巻きつけて絵筆?を作り、アクリル絵の具でそれぞれ好きな色を作って、革にポンポンと色を乗せていきます。

でも、広い革なので、この手法で染めるのは大変~・・・
うまく染まることなく、革が無駄になってしまうのでは!?という心配もされましたが、今回使う革は、いつも利用する革屋さんから、革を買ったおまけでつけてもらった「床革」という、レザークラフトの練習用に使われるような革。両面ともツヤがなく、スエード革のような質感です。でも、これも立派な革。カットして染色し、成形すれば、素敵なアクセサリーができるのです。練習用の革でもあるし、多少染め方に失敗しても、カットすればまあ失敗部分もわからなくなるだろう~。と、いつもながらの楽観的な考えで、まずはこどもたちに思いっきりいろんな色で染めてもらおう、と思いました。

せっせとポンポン。

ずいぶん染まってきました。がんばる子どもたち。
・・・と、おじさん約一名。
ちょっと疲れた~。

仲良くひと休みしつつ。


鮮やかに染まった~!!
これだけで、ひとつのアートのようです!!
まだ途中なんですけどね・・・
この続きは、また来月~。
カットしちゃうのがもったいない。
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by hapikuro
| 2012-06-12 23:56
| 活動報告
先週の土曜日は、momoとmacoが通う小学校の運動会でした。
6年生のmomoにとって、これが小学校最後の運動会。
毎年、子どもたちや先生方がmomoも一緒に頑張れるプログラムや競技を考えてくれ、徒競走、リレー、ダンスなど、すべてのプログラムにmomoも普通に出られることが、本当に嬉しく、運動会はいつも楽しみにしていました。5年生になると、momoも応援団になり、上級生としてみんなを応援するというとても大切な役目も果たせるようになりました。
かわいらしかった1年生の時のダンス。大病後、鼻に栄養のチューブを通した状態で出た2年生。よさこいソーランでかっこよかった3年生。リレーで一位になった4年生。応援団で頑張った5年生。毎年の思い出がよみがえり、この学校で、このこどもたち、先生方と作り上げてきた運動会がもう今年で最後なんだと思うと、開会式の入場行進の時点で、涙が。

一緒に頑張った6年生、A先生と共に。

こんな姿は、もう見られないんだなあ。
しっかり目に焼き付けたよ。
今年は、1年生にはぴくろメンバーのKちゃんがいます。いつもと違う雰囲気に、開会式前は不安だっただろうけれど、行進が始まると、とっても落ち着いた表情になりました。

1年生の仲間たちと一緒に、元気に入場。
6年生の仲間と走り、

応援団も。

組体操も。

・・・ん?

・・・T先生。かわいいぞ。

そして、最後のリレー。
小学校最後の運動会も、フル出場でした。
この子たちと一緒の運動会は、これで最後なんだなあと思うと、ウルウル・・・。一生懸命頑張った応援合戦や組体操では、じーんと涙が出ました。
そんな感動の中、私は夫とPTAの学年対抗大縄跳びに出場。6年生のみんな、頑張るよ!と思ったのもつかの間、縄が足に引っ掻かり、記録は0回・・・
感動の涙はいずこへか吹っ飛び、後悔と懺悔?の涙が襲ったのでした。
6年生のmomoにとって、これが小学校最後の運動会。
毎年、子どもたちや先生方がmomoも一緒に頑張れるプログラムや競技を考えてくれ、徒競走、リレー、ダンスなど、すべてのプログラムにmomoも普通に出られることが、本当に嬉しく、運動会はいつも楽しみにしていました。5年生になると、momoも応援団になり、上級生としてみんなを応援するというとても大切な役目も果たせるようになりました。
かわいらしかった1年生の時のダンス。大病後、鼻に栄養のチューブを通した状態で出た2年生。よさこいソーランでかっこよかった3年生。リレーで一位になった4年生。応援団で頑張った5年生。毎年の思い出がよみがえり、この学校で、このこどもたち、先生方と作り上げてきた運動会がもう今年で最後なんだと思うと、開会式の入場行進の時点で、涙が。

一緒に頑張った6年生、A先生と共に。

こんな姿は、もう見られないんだなあ。
しっかり目に焼き付けたよ。
今年は、1年生にはぴくろメンバーのKちゃんがいます。いつもと違う雰囲気に、開会式前は不安だっただろうけれど、行進が始まると、とっても落ち着いた表情になりました。

1年生の仲間たちと一緒に、元気に入場。
6年生の仲間と走り、

応援団も。

組体操も。

・・・ん?

・・・T先生。かわいいぞ。

そして、最後のリレー。
小学校最後の運動会も、フル出場でした。
この子たちと一緒の運動会は、これで最後なんだなあと思うと、ウルウル・・・。一生懸命頑張った応援合戦や組体操では、じーんと涙が出ました。
そんな感動の中、私は夫とPTAの学年対抗大縄跳びに出場。6年生のみんな、頑張るよ!と思ったのもつかの間、縄が足に引っ掻かり、記録は0回・・・
感動の涙はいずこへか吹っ飛び、後悔と懺悔?の涙が襲ったのでした。
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by hapikuro
| 2012-06-05 15:04
| 日々のいろいろ
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